柔道整復師とは
日本特有の医術の一つで、「柔術」の活法を基本に医術の活法としています。
武術の、医術の活法とは、心身を蘇生させる技の事で怪我人を回復させる技術として伝えられてきました。
近代になって、この技術に東洋・西洋の医学技術を取り込んで発展向上を遂げました。
現在、骨・関節・筋・腱・靭帯などの運動器に加わる急性等の原因によって発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などに対し、手術等をせずに「非観血的療法」という独特の手技によって患部の整復・固定・後療等を行い、自然治癒能力を最大限に発揮させる為の治療術が柔道整復術です。
そして、接骨院・整骨院として広く知られ、厚生労働大臣免許の下で打撲・捻挫・挫傷（筋、腱などの損傷）・骨折・脱臼等の施術をする職業の正式名称が「柔道整復師」です。
３年以上、国が認定した学校・大学で専門知識を修得し、解剖学・生理学・病理学等の１１科目からなる国家試験に合格して取得可能な資格です。
柔道整復師が施術をする接骨院・整骨院は公的に認められた機関ですので、保険医療機関と同じように保険証でかかることができます。
また、病院等での勤務やスポーツトレーナーとして、活躍の場を広げて介護保険制度の中でも、ケアマネジャーや機能訓練指導員として福祉分野にも貢献しています。
